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シンガポール人はなぜ英語と中国語を話せるの?言語教育制度と実体験を解説

「どうやって英語と中国語を勉強しましたか?」と、日本人の学生さんや知り合いからよく聞かれます。

普段は「日本人が日本語を身につけるのと同じですよ」とシンプルに答えていますが、もう少し詳しく話すと、シンガポールの言語教育制度に興味を持ってくださる方がとても多いです。

そこで今回は、シンガポールの言語教育制度と、中華系シンガポール人である私自身の英語・中国語の学習経験についてシェアしたいと思います。特に、バイリンガル教育に興味のある方や、お子さんをバイリンガルで育てたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。


シンガポールの教育は「厳しい」とよく言われますが、その中でも特徴的なのがバイリンガル教育です。

多くの中華系シンガポール人は、生まれたときから英語と中国語の両方に触れる環境で育ちます。

もちろん個人差はありますが、私の世代の一般的な学習経験はこんな感じです👇


👶🏻 幼稚園

・英語と中国語のレッスンが毎日ある
・歌や遊びを通して、自然に両方の言語に触れる
・先生や友達と英語・中国語の両方でコミュニケーション
・語学塾に通う子も多い(私は通っていませんでした)


👧🏻 小学校(6〜12歳)

・ほとんどの授業は英語で行われる
・中国語の授業も毎日ある
・英語・中国語ともに宿題はほぼ毎日😵‍💫
・毎週:英語スペルテスト+中国語漢字テスト
・年2〜4回:4技能(読む・書く・聞く・話す)の試験
・10歳&12歳:進路に関わる重要な試験(言語の配点が高い)
・塾や家庭教師を利用する人も多い(私は英語の家庭教師がいました)


🤷🏻‍♀️ 中学校(12〜16/17歳)

・中国語以外の授業はすべて英語
・英語:作文・論文・プレゼン・ディベートなどアカデミック中心
・中国語:作文・文学・四字熟語・スピーチなど
・ほぼ毎週テスト(英語スペル+漢字)😵
・年2〜4回の大きな試験
・14歳&16/17歳:進学を左右する重要試験(Oレベル)
→英語は不合格だと進学不可、中国語も重要科目
・試験対策で塾に通う人がとても多い


🙋🏻‍♀️ ジュニアカレッジ/ポリテクニック(16/17〜18/19歳)

・基本的に授業は英語
・英語:中国語ともによりアカデミックな内容へ
・成績やコースによって中国語の履修時間が変わる
・18歳:Aレベル試験(大学進学に直結)
・語学塾に通う人が多い


ただし、このように長年中国語を勉強していても、必ずしも全員が流暢になるわけではありません。

理由の一つは「使う環境」です。
家で英語しか話さない場合、卒業後に中国語を使う機会が減り、忘れてしまう人も多いです。

私の場合は、幼少期から社会人になるまで英語と中国語の両方を日常的に使う環境があったため、今でも自然に使い続けることができています。


最後に、バイリンガル教育で一番大切だと思うことはとてもシンプルです。

👉「大人になるまで、その言語を使い続ける環境を作ること」

これがあるかどうかで、結果は大きく変わります。

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